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豊かな海の再生
永年の要請活動の末、2015年10月に改正された瀬戸内海環境保全特別措置法に基づいて、瀬戸内海を美しく豊かな海として再生していくための取り組みの推進を図るため、「瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議」を開催するほか、「兵庫県豊かな海創生支援協議会」の事務局を務め、海底耕耘、ため池のかいぼり、海域の浮遊・堆積ゴミの除去及び二枚貝の放流など、水産業・漁村の持つ多面的機能の発揮に資する取り組みを行う漁業者グループの活動を支援しています。

また、“豊かな森が豊かな海を育てます”をキャッチフレーズに、豊かで活力ある森をつくるため、コープこうべと連携して漁業者の森づくり活動を実施しています。

さらに、豊かな海の実現を目指して下水道や環境関連施策等に関する要望活動を行っています。
瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議
2004年8月に、瀬戸内海を水産資源等の豊かな海として再生するため、瀬戸内海の関係府県の漁連・漁協による瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議が立ち上がり、豊かな海の情報共有や署名・要望等を行ってきました。その後、2011年7月に再結集し、瀬戸内海環境保全知事・市長会議等と連携しながら、豊かな海の再生に向けた活動を行い、瀬戸内海を豊かな海とするため2015年10月に瀬戸内海環境保全特別措置法が改正されました。

かつて瀬戸内海は宝の海だった(2012年6月)
(瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議 発行)


瀬戸内海環境保全特別措置法の一部を改正する法律の概要

漁業者の森づくり(虹の仲間で森づくり)
兵庫県の漁業者は、1999年度より「豊かな森は豊かな海をつくります」を合言葉に県内で漁業者の森づくり活動を展開しています。1999年度〜2005年度までに兵庫県下6箇所に漁協青壮年部員及び漁協女性部員を中心に約1500本の植樹を実施しました。2007年度からは、協同組合間交流も兼ねてコープこうべ組合員と一緒に荒廃した森の森林整備(除伐作業)での「虹の仲間で森づくり」活動を行っています。

漁業者の森づくりの集合写真

森づくり(除伐作業の様子)
漁場環境汚染防止活動
漁場環境の汚染防止のため、漁業関係団体と協力して沿岸の清掃活動等を実施・支援しています。
水産多面的機能発揮対策事業
「兵庫県豊かな海創生支援協議会」の事務局を務め、海底耕耘、ため池のかいぼり、海域の浮遊・堆積ゴミの除去及び二枚貝の放流など、水産業・漁村の持つ多面的機能の発揮に資する取り組みを行う漁業者グループの活動を支援しています。

海底耕耘(漁船で桁を曳いて海底を耕している)
を行っている海底の様子


ため池のかいぼり(ため池の底に溜まった栄養豊富
な泥をクワでかきだしている)の様子


海域の浮遊・堆積ゴミの除去

二枚貝(ウチムラサキ)の放流の様子
ひょうご豊かな海発信プロジェクト
豊かで美しい海の理念を啓発し、県内水産物の消費を喚起するため、2018年4月に兵庫県と神戸市と明石市と本会でひょうご豊かな海発信プロジェクト協議会を立ち上げ、水族園や地元メディア等の他団体と連携しながら、活動しています。

豊かな海ってなんだろう?
豊かな海の実現を目指した要望活動
@豊かな海の実現を図る播磨灘流域別下水道整備総合計画の改訂(兵庫県が改訂)
下水道では、整備計画や計画処理水質(下水道から放流される全窒素・全リン等の許容上限濃度)等を定めた流域別下水道整備総合計画に基づき、各地域の下水道事業計画が策定され、下水道が運用されています。兵庫県は2018年9月に播磨灘流域別下水道整備総合計画を見直し、兵庫県播磨灘沿岸の下水処理場において、水質環境基準を達成維持する目標に加え、豊かな海の実現を図るため、全国で初めて季節別の処理水質を計画に位置付け、下水処理場における季節別運転の本運用を開始する内容となりました。

兵庫県播磨灘流域別下水道整備総合計画(播磨灘流総計画)
の変更(概要版)【兵庫県HP】
A豊かな海の観点で水産用水基準の全窒素・全リンの基準等の改訂(日本水産資源保護協会が改訂)
水産用水基準は、法的な基準ではありませんが、水生生物の生息環境として維持することが望ましい基準として設定された水産業界独自の基準です。(公社)日本水産資源保護協会は2018年8月に水産用水基準を改訂し、海域の望ましいCODOHの基準値は保留となり、さらに、全窒素 0.2 mg/L 以下・全リン0.02 mg/L 以下の閉鎖性内湾は生物生産性の低い海域という文言を加えることで、貧栄養化のリスクについて警鐘する内容となりました。

瀬戸内海環境保全特別措置法の一部を改正する法律の概要
活動内容
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活動内容
豊かな海の再生
永年の要請活動の末、2015年10月に改正された瀬戸内海環境保全特別措置法に基づいて、瀬戸内海を美しく豊かな海として再生していくための取り組みの推進を図るため、「瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議」を開催するほか、「兵庫県豊かな海創生支援協議会」の事務局を務め、海底耕耘、ため池のかいぼり、海域の浮遊・堆積ゴミの除去及び二枚貝の放流など、水産業・漁村の持つ多面的機能の発揮に資する取り組みを行う漁業者グループの活動を支援しています。

また、“豊かな森が豊かな海を育てます”をキャッチフレーズに、豊かで活力ある森をつくるため、コープこうべと連携して漁業者の森づくり活動を実施しています。

さらに、豊かな海の実現を目指して下水道や環境関連施策等に関する要望活動を行っています。
瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議
2004年8月に、瀬戸内海を水産資源等の豊かな海として再生するため、瀬戸内海の関係府県の漁連・漁協による瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議が立ち上がり、豊かな海の情報共有や署名・要望等を行ってきました。その後、2011年7月に再結集し、瀬戸内海環境保全知事・市長会議等と連携しながら、豊かな海の再生に向けた活動を行い、瀬戸内海を豊かな海とするため2015年10月に瀬戸内海環境保全特別措置法が改正されました。
かつて瀬戸内海は宝の海だった(2012年6月)
(瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議 発行)
瀬戸内海環境保全特別措置法の一部を
改正する法律の概要
漁業者の森づくり(虹の仲間で森づくり)
兵庫県の漁業者は、1999年度より「豊かな森は豊かな海をつくります」を合言葉に県内で漁業者の森づくり活動を展開しています。1999年度〜2005年度までに兵庫県下6箇所に漁協青壮年部員及び漁協女性部員を中心に約1500本の植樹を実施しました。2007年度からは、協同組合間交流も兼ねてコープこうべ組合員と一緒に荒廃した森の森林整備(除伐作業)での「虹の仲間で森づくり」活動を行っています。
漁業者の森づくりの集合写真 森づくり(除伐作業の様子)
漁場環境汚染防止活動
漁場環境の汚染防止のため、漁業関係団体と協力して沿岸の清掃活動等を実施・支援しています。
水産多面的機能発揮対策事業
「兵庫県豊かな海創生支援協議会」の事務局を務め、海底耕耘、ため池のかいぼり、海域の浮遊・堆積ゴミの除去及び二枚貝の放流など、水産業・漁村の持つ多面的機能の発揮に資する取り組みを行う漁業者グループの活動を支援しています。
海底耕耘(漁船で桁を曳いて海底を耕している)
を行っている海底の様子
ため池のかいぼり(ため池の底に溜まった栄養豊富
な泥をクワでかきだしている)の様子
海域の浮遊・堆積ゴミの除去 二枚貝(ウチムラサキ)の放流の様子
ひょうご豊かな海発信プロジェクト
豊かで美しい海の理念を啓発し、県内水産物の消費を喚起するため、2018年4月に兵庫県と神戸市と明石市と本会でひょうご豊かな海発信プロジェクト協議会を立ち上げ、水族園や地元メディア等の他団体と連携しながら、活動しています。
豊かな海ってなんだろう?
豊かな海の実現を目指した要望活動
@豊かな海の実現を図る播磨灘流域別下水道整備総合計画の改訂(兵庫県が改訂)
下水道では、整備計画や計画処理水質(下水道から放流される全窒素・全リン等の許容上限濃度)等を定めた流域別下水道整備総合計画に基づき、各地域の下水道事業計画が策定され、下水道が運用されています。兵庫県は2018年9月に播磨灘流域別下水道整備総合計画を見直し、兵庫県播磨灘沿岸の下水処理場において、水質環境基準を達成維持する目標に加え、豊かな海の実現を図るため、全国で初めて季節別の処理水質を計画に位置付け、下水処理場における季節別運転の本運用を開始する内容となりました。
兵庫県播磨灘流域別下水道整備総合計画(播磨灘流総計画)の変更(概要版)【兵庫県HP】
A豊かな海の観点で水産用水基準の全窒素・全リンの基準等の改訂(日本水産資源保護協会が改訂)
水産用水基準は、法的な基準ではありませんが、水生生物の生息環境として維持することが望ましい基準として設定された水産業界独自の基準です。(公社)日本水産資源保護協会は2018年8月に水産用水基準を改訂し、海域の望ましいCODOHの基準値は保留となり、さらに、全窒素 0.2 mg/L 以下・全リン0.02 mg/L 以下の閉鎖性内湾は生物生産性の低い海域という文言を加えることで、貧栄養化のリスクについて警鐘する内容となりました。
水産用水基準を改訂しました(2018年8月)
(日本水産資源保護協会)